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幸福も過ぎ去るが、苦しみもまた過ぎ去る。
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足を止めずに。

道を歩く。
道の端にちょこんと猫がいる。
こちらに気付き、目が合う。
人懐っこそうな視線に誘われているように思える。
目を合わせながら先を進む。
直線距離が最短になっても猫は逃げない。
そのまま通り過ぎる。

田んぼのそばを歩く。
稲がまだ若く青々しい。
張られた水に遠くの山と空が映り込む。
若い稲と空が混ざり、緑と青が混ざる。
自然の鏡が自然を映しとる様に見とれる。
緑と青に吸い込まれるようでもある。
その引力を感じながら、通り過ぎる。

車の通れない細い路地を歩く。
いくつかの墓石がひっそりと並ぶ傍に大きな木がある。
家の敷地内から伸びる幹が枝を張り出し、路地に日陰をつくっている。
その存在感を頼りに雀たちも寄り集まってくる。
一帯に家屋の立ち並ぶ中、この大木の周りだけ異なる生態系を感じる。
日陰にいる間だけ吸い込む空気の質が変わる。
上目で木漏れ日を味わいつつ枝の下をくぐり、通り過ぎる。


一度歩き出せば、時が来るまで止まらない。
この「歩く」はメタファーだが、それに留めず実感したいと思う。
歩くことに意味はなく、歩くことから意味が生まれる。
だから、考え続けるために、歩き続ける。

歩き続けて、生まれたものが、意味。
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