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幸福も過ぎ去るが、苦しみもまた過ぎ去る。
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いつか、旅に出ようと思った。

有言実行、ではない。
今日「いつか」と思っただけのことだけど、
今の日常生活の中に根ざす感覚と関わってはいる。
言葉にすると引きずられるけど、ちょっと言葉にしておこうと思った。

きっかけは、たぶん、今朝の朝日新聞の天声人語だ。
いつからか天声人語を読んで気分が良くなった日を思い出せないけど、
今日のは冒頭で、本気でイラッときた。
 「泣きっ面に蜂は軽過ぎる」?
 それは語感の問題なのか?
 筆者は自分が何のつもりで書いているのだろう?
 世界(地球)が意識を持つとして、代弁しているのだろうか?
 あるいは世界に起きる度重なる不幸を我がことのように感じている?
 そう感じるのは自由だが、それをここに書く神経が分からない。
 読者がこれを読んで心から同意する絵を想像しているのだろうか?
 それはとても恐ろしい情景だ。
文章の宛て先について考えるようになってから、
新聞の中でまともに読める記事がとても少なくなった。
公正中立なんて絵空事だと分かってはいても、
わずかな陰翳もなくそれを表されると、心が乱れる。
つい最近まで1ヶ月ほど新聞を止めていたのだけど、
新聞の読み方を忘れてしまったのだろうか。
(その間毎朝プリントアウトした内田樹のブログを読んでいたせいかも)

なぜこれがきっかけなのか、書いていて全然分からないけれど本題に戻る。
いや、戻る前にきっかけをもう一つ思い出した。
同じく朝刊にあった「サイボーグ009」の全面広告だ。
何十年も前に言われたことが、そのまま現代に通じる。
それは、がらりと変わった世の中の、しかし変わらない部分への言及なのだ。
けれど世の中はそれを変えようと努力してきたはずだった。
そして、しかし何も変わっていない。
「しかし何も変わっていない」と、その広告は言っているように読めた。
そう言えるだろうけど、本当だろうか?と僕は思った。
変わっていないのは広告の方で、そしてこの事実認知が誤認なら、
これは行為遂行的な広告ということになる。
つまり「そう言っているうちにみんなそう思うようになる」という。
これはいかん、と思った。

草の根的な活動が大事、とは内田樹とその友人達の著書で散々指摘がある。
(ナマモノを扱う人はみんなそのことを言っているのだと思う。
 名越康文、甲野善紀、鷲田清一、釈徹宗、養老孟司、…)
その通りだと思って、そうしたいと思った。
そうしたいとは、ナマモノに接する、ということ。

なんというか、微妙な話だけれど、今の自分の所属は閉じている。
閉鎖的、とも言えるし、安定しているとも言えるし、
何よりここで関係する言い方をすれば「外界と接する必要性がない」。
平和といえばそうだが、僕はこれに染まりたくはない。
この意識は、仕事の効率を下げようとも、常に念頭にある。
僕にはそれは麻痺、鈍感になることに思える。
人がそうなるのを非難する気は全くないし、だいいちそれは適応で、
その集団内で推奨される正しい振る舞いだと思う。

まとまりがないけれど途中を飛ばすと…

今の生活は自分で選んでいるし、できる限り適応するつもりで、している。
今の生活が終わって、がらりと変わった別の生活のことを想像することも、
今の生活に適応することの中に含まれている。
この想像を止めれば、もっと公私ともに自信を持てるし、仕事効率も上がる。
きっとその通りで、しかしそれは僕は望んでいない。
きっと僕は、そういう人なのだ(になりたい?)と思う。

そして、がらりと変わった別の生活を始めることになったら、
たぶん、旅に出る。
戻ってくる家のない、片道切符の旅。
戻ってくる家がある時、旅は否応なく旅行になるのだと思う。
けれど、僕がしたいのは、旅行ではなく旅なのだ。

一冊読むごとに、自分の何かが変わる。
僕にとっての読書は、これも、旅行ではなく旅だ。
だから、読書の旅を続けているうちに、本当の旅に出ることもあり得る。

このような想像を阻害されない今の生活は、上出来だと思う。
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